書誌事項
- タイトル別名
-
- The Relationship between Muscle Power and Balance in Postural Control
- キンリョク ト バランス ノウリョク ノ カンレンセイ ニ ツイテ
この論文をさがす
説明
[目的]本研究は,静的・動的なバランス能力と筋力の相関性および静的・動的バランステストの特異性について,検討することを目的として行った。[対象]対象者は21名(21-82歳)であった。方法:はじめに,静的バランス能力として,開眼および閉眼での30秒間の静止立位での重心動揺面積を測定した。次に,動的バランス能力として,Equi-testを用いてAdaptation testを施行した。更に,筋力テストとして,膝関節伸展筋力,足関節底屈および背屈筋力を測定し,静的・動的バランス能力との相関関係を明らかにした。[結果]今回の研究結果から,静止立位での重心動揺面積と筋力には相関は認められなかった。一方で,動的バランス能力と筋力においては,有意な相関関係が認められた(p<0.05)。[結語]これらの結果より,静止立位で重心動揺面積などを単に測定することは,姿勢定位のみに対する評価であり,対象者の動作課題に対する身体能力を反映しえないと考えられた。しかしながら,動的バランス能力の測定は,下肢筋力などと相関が高く,日常生活に即した有用な姿勢制御の安定性の評価となりえると考えられた。<br>
収録刊行物
-
- 理学療法科学
-
理学療法科学 23 (6), 817-821, 2008
理学療法科学学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204643807104
-
- NII論文ID
- 130004432525
- 10025402465
-
- NII書誌ID
- AN10472896
-
- ISSN
- 24342807
- 13411667
-
- NDL書誌ID
- 9777982
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可