腰椎椎間関節症患者の脊柱アライメントと腰痛の関係

  • 城 由起子
    名古屋学院大学 人間健康学部リハビリテーション学科
  • 青木 一治
    名古屋学院大学 人間健康学部リハビリテーション学科
  • 友田 淳雄
    NTT西日本東海病院 整形外科

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship between Low Back Pain and Spinal Alignment in the Patients with Lumbar Facet Syndrome
  • ヨウツイ ツイカン カンセツショウ カンジャ ノ セキチュウ アライメント ト ヨウツウ ノ カンケイ

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説明

〔目的〕本研究は,腰椎椎間関節症(以下,LFS)患者の脊柱アライメント(以下,アライメント)の特徴を捉え,健常者と腰痛既往者と比較し,アライメントの変化からLFSについて検討することを目的とした。〔対象と方法〕健常者とLFS患者の立位と立位体幹前屈位の胸椎後彎角(以下,TKA),腰椎前彎角(以下,LLA),仙骨傾斜角(以下,SIA),脊柱傾斜角(以下,SCI)および胸椎,腰椎,仙骨の前屈可動域を測定した。〔結果〕LFSは立位,前屈位ともに仙骨の垂直化と前屈可動域の減少を認め,TKAとLLA,LLAとSIAにそれぞれ有意な相関関係を認めた。健常者ではTKAとSIA,LLAとSIAに有意な相関関係を認め,腰痛既往者では,LLAとSIAのみ有意な相関関係を認めた。〔結語〕LFS患者のアライメントはSIAに特徴があることが明らかとなった。<br>

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参考文献 (22)*注記

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