高齢者における転倒予測に関する研究  ‐足踏み時プローブ反応時間を中心として‐

  • 霍 明
    国際医療福祉大学 保健学部理学療法学科
  • 常 冬梅
    国際医療福祉大学大学院
  • 丸山 仁司
    国際医療福祉大学 保健学部理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • An Approach to the Assessment of Risk of Falls in the Elderly -Probe Reaction Time during Stepping-
  • 高齢者における転倒予測に関する研究--足踏み時プローブ反応時間を中心として
  • コウレイシャ ニ オケル テントウ ヨソク ニ カンスル ケンキュウ アシブミジ プローブ ハンノウ ジカン オ チュウシン ト シテ
  • -Probe Reaction Time during Stepping-
  • ─足踏み時プローブ反応時間を中心として─

この論文をさがす

抄録

本研究は高齢者における運動機能・認知能力を評価し,転倒との関係を検討することである。対象は101名で,転倒群と非転倒群の2群に分けて検討した。測定項目は足踏み時プローブ反応時間,Trail Marking Test Part-A,Timed Up and Go Test,10 m自由歩行速度,1足踏み周期所要時間であった。結果,転倒群において,Timed Up and Go Test,10 m自由歩行速度,足踏み時プローブ反応時間,Trail Marking Test Part-Aは有意に延長し,1足踏み周期所要時間の変動係数は有意に増大した。転倒を従属変数としたロジスティック回帰分析とROC曲線の評価から足踏み時プローブ反応時間のcut-off値は497 msecであった。以上により,高齢者において,足踏み時プローブ反応時間を用いた測定は転倒リスクの評価に有効であることが示唆された。<br>

収録刊行物

被引用文献 (9)*注記

もっと見る

参考文献 (22)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ