脳卒中後遺症患者を対象としたバランス能力テストの開発 第2報  ―動作遂行能力との関連性の検討―

書誌事項

タイトル別名
  • Development of a Method for Assessing Balance Performance of Hemiplegic Patients Part 2: Relationship between Static Balance Test and Balance Performance
  • ノウソッチュウ コウイショウ カンジャ オ タイショウ ト シタ バランス ノウリョク テスト ノ カイハツ ダイ2ホウ ドウサ スイコウ ノウリョク ト ノ カンレンセイ ノ ケントウ
  • Part 2: Relationship between Static Balance Test and Balance Performance
  • ─動作遂行能力との関連性の検討─

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抄録

〔目的〕本研究の目的は,静的バランステスト(static balance test, SBT)と既成のテストとの関係を明らかにし,本法の臨床的有用性を検討することである。〔対象〕脳卒中後遺症患者42名とした。〔方法〕静的バランス能力を示すSBTを端座位,開脚立位,閉脚立位,非麻痺側片脚立位,麻痺側片脚立位の5つの姿勢について4段階の順序尺度(グレード1から4)に基づいて判定した。また,動作遂行能力を示す30秒椅子立ち上がりテスト(以下,CS-30),サイドステップテスト,10 m歩行テストの3つの項目を測定し,相関係数及び重回帰分析を用いてデータの関係を検討した。〔結果〕SBTと動作遂行能力との間に高い相関関係が認められた。〔結論〕SBTの合計点を指標とした静的バランス能力は,動的バランス能力の予測を可能にし,本法の臨床的有用性を示していると考えられた。<br>

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