最小可検変化量を用いた2種類の継ぎ足歩行テストの絶対信頼性の検討

  • 下井 俊典
    国際医療福祉大学 保健医療学部理学療法学科
  • 谷 浩明
    国際医療福祉大学 小田原保健医療学部理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • The Absolute Reliabitily of Two Different Tandem Gait Tests with Minimal Detectable Change
  • サイショウ カケン ヘンカリョウ オ モチイタ 2シュルイ ノ ツギ アシ ホコウ テスト ノ ゼッタイ シンライセイ ノ ケントウ
  • The absolute reliability of two different tandem gait tests with minimal detectable change

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説明

〔目的〕本研究では,最小可検変化量(MDC)を用いて継ぎ足歩行テストの絶対信頼性を検討した。〔対象〕健常成人28名(年齢63.4±7.7歳)とした。〔方法〕被検者に5 mの継ぎ足歩行をさせ,次の2つの指標を検討対象とした。1) 所要時間(TGT),2) ミス・ステップ数の2倍をTGTに加えたもの(TGI)。両指標について,4つの異なる方法により算出した「測定の標準誤差(SEM)」から,4種のMDCの95%信頼区間(MDC95)を求めて,両指標の測定誤差を検討した。〔結果〕4種類の方法で求めたMDC95は,それぞれ3.4~3.5秒,4.1~4.3であった。〔結語〕TGTで3.4秒,TGIで4.1以内の変化は測定誤差によるものと判断できた。また両指標において,算出方法による測定誤差の差異は臨床応用上無視できるものであった。<br>

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