実習前後におけるシャイネス感情と社会的スキルの変化について  ―有資格者と比較して―

  • 田中 真一
    下関リハビリテーション学院 理学療法学科
  • 古島 由紀
    福岡和白リハビリテーション学院 理学療法学科
  • 村田 伸
    西九州大学リハビリテーション学部 リハビリテーション学科理学療法学専攻
  • 梅井 凡子
    公立学校法人県立広島大学 保健福祉学部

書誌事項

タイトル別名
  • Changes in Students' Shyness and Social Skills after Practical Training a Comparison with Qualified Therapists
  • ジッシュウ ゼンゴ ニ オケル シャイネス カンジョウ ト シャカイテキ スキル ノ ヘンカ ニ ツイテ ユウシカクシャ ト ヒカク シテ
  • a Comparison with Qualified Therapists
  • ─有資格者と比較して─

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抄録

〔目的〕本研究の目的は,学生のシャイネス感情と社会的スキルとの関連性を検討するとともに,実習前後のシャイネス感情と社会的スキルの変化を検討することである。〔対象〕学生88名,PT・OTの有資格者57名を対象とした。〔方法〕3週間の実習前後に特性シャイネス尺度と社会的スキル(KiSS-18)の調査を実施した。またPT・OTの有資格者に同様の調査を実施した。〔結果〕学生のシャイネス尺度は実習後有意に高まったが,社会的スキルには有意な変化は認められなかった。シャイネス尺度とkiss-18の相関は,学生の実習前後,および有資格者,すべてに有意な相関が認められた。〔結語〕本研究の結果,学生の実習後において,シャイネス感情は有意に高まったが,社会的スキルに変化は認められなかった。実習において社会的スキルの向上が認められなかった原因の一つにシャイネス感情の高まりが考えられ,学内教育においても対人スキルの教育が重要であると考えられた。<br>

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参考文献 (14)*注記

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