脳卒中片麻痺者への発症後早期の部分免荷トレッドミル歩行練習の短期介入適応の検討

  • 武井 圭一
    埼玉医科大学総合医療センター リハビリテーション科 首都大学東京大学院 人間健康科学研究科理学療法科学域
  • 金子 誠喜
    首都大学東京大学院 人間健康科学研究科理学療法科学域
  • 國澤 洋介
    埼玉医科大学総合医療センター リハビリテーション科
  • 高倉 保幸
    埼玉医科大学 保健医療学部理学療法学科
  • 山本 満
    埼玉医科大学総合医療センター リハビリテーション科

書誌事項

タイトル別名
  • Investigation of the Indication of Short-Term Intervention with Body Weight Supported Treadmill Training for Post-Stroke Hemiparetic Subjects at the Early Stage
  • ノウソッチュウ ヘンマヒシャ エ ノ ハッショウ ゴ ソウキ ノ ブブン メンカ トレッドミル ホコウ レンシュウ ノ タンキ カイニュウ テキオウ ノ ケントウ

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抄録

〔目的〕発症後早期の脳卒中片麻痺者への部分免荷トレッドミル歩行練習(BWSTT)短期介入の適応となり得る対象を選定することである。〔対象〕脳卒中片麻痺者28例。〔方法〕免荷量を体重の20%としたBWSTT介入を連続5日間で行った。対象の分類には,従属変数を介入前後の歩行速度変化,独立変数を年齢,病型,発症後日数,下肢ブルンストロームステージ(下肢ステージ),介入前の歩行速度,遊脚相の対称性(対称性)としてClassification & Regression Trees(CRT)を用いた。〔結果〕下肢ステージがV以上,対称性が0.90以下の左右非対称群(n=11)の予測値は19.6 m/min,下肢ステージがV以上,対称性が0.91以上の高歩行能力群(n=6)は7.2 m/min,下肢ステージがIV以下の中等度麻痺群(n=11)は8.1 m/minであった。決定係数は0.60であった。〔結語〕発症後早期におけるBWSTTの短期介入は,麻痺側下肢運動機能は良好ながら,左右非対称の歩行パターンを呈する症例に対して適応になり得ると考えた。<br>

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参考文献 (35)*注記

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