健常者の体幹および頭頸部の姿勢変化が咀嚼の効率に及ぼす影響

  • 原口 裕希
    新潟リハビリテーション専門学校 理学療法学科
  • 山村 千絵
    新潟リハビリテーション大学大学院 リハビリテーション研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Influence of the Sitting Posture Including the Position of the Head and Neck on Chewing Efficiency of Healthy Adults
  • ケンジョウシャ ノ カラダ カン オヨビ アタマ ケイブ ノ シセイ ヘンカ ガ ソシャク ノ コウリツ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

〔目的〕姿勢変化が咀嚼の効率へ与える影響を調べること.〔対象〕健常成人23人とした.〔方法〕4通りの姿勢をランダムにとらせ,試料の咀嚼開始から嚥下までを筋電図で記録し解析した.〔結果〕咀嚼回数はリクライニング30度頭頸部屈曲30度(R30-HN30)がリクライニング90度頭頸部0度(R90-HN0)より多かった.総咀嚼時間はリクライニング30度頭頸部0度(R30-HN0)とR30-HN30がR90-HN0より長かった.バースト持続時間はR30-HN0が他の姿勢より長かった.咀嚼周期はR30-HN0がR90-HN0より長かった.バースト持続時間の変動係数はR30-HN0がR90-HN0より大きかった.〔結語〕咀嚼の効率はR30の姿勢で悪く,R90-HN0の姿勢のときが最も良いことが示唆された.

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参考文献 (16)*注記

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