Karvonen法による運動負荷強度における生体反応

  • 正保 哲
    金沢大学大学院 医学系研究科保健学専攻リハビリテーション科学領域 金沢医科大学氷見市民病院 リハビリテーション科
  • 洲崎 俊男
    前所属:金沢大学大学院 医学系研究科保健学専攻リハビリテーション科学領域
  • 出口 清喜
    金沢大学医学部付属病院 リハビリテーション部
  • 廣瀬 昇
    帝京科学大学 医療科学部理学療法学科
  • 奥 壽郎
    帝京科学大学 医療科学部理学療法学科
  • 立野 勝彦
    前所属:金沢大学大学院 医学系研究科保健学専攻リハビリテーション科学領域

書誌事項

タイトル別名
  • Physiological Responses to Exercise Loads set by the Karvonen Method
  • Karvonenホウ ニ ヨル ウンドウ フカ キョウド ニ オケル セイタイ ハンノウ

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説明

〔目的〕安全な背臥位での運動療法を提供するため,目標心拍数を指標とした背臥位での運動と自律神経活動からみた背臥位での安全な運動負荷の設定について検討を行った。〔対象〕運動習慣の無い健常男性11名とした。〔方法〕運動強度はカルボーネンの式を用いて,目標心拍数に達した負荷の80%と40%とした。運動は背臥位で自転車エルゴメーターを用いて行い,安静時から運動終了5分までの心電図を記録し,自律神経活動を測定した。〔結果〕HFnuの変化は,運動負荷80%では安静時に対して有意に抑制され,運動終了後有意に亢進した。LF/HFの変化は運動負荷80%では安静時に対して有意に亢進し,運動終了後運動時に対して有意に低下した。運動負荷40%では運動終了後に有意に低下した。〔結語〕 運動負荷40%程度の運動負荷における臥位でのペダリング運動は,運動終了後に副交感神経活動の上昇傾向,交感神経活動の抑制が期待されるため,背臥位での低強度の運動が低体力者に対する安全な運動療法の提供を可能にすることが示唆される。<br>

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被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (18)*注記

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