ペダル回転数が運動呼吸同調現象誘導時の換気諸量と唾液クロモグラニンAの分泌に与える影響

  • 解良 武士
    日本医療科学大学保健医療学部リハビリテーション学科理学療法専攻
  • 大島 洋平
    京都大学医学部附属病院リハビリテーション部
  • 玉木 彰
    兵庫医療大学リハビリテーション学部理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Differential Pedal Rate on Ventilatory Indicators and Human Salivary Chromogranin A during Induced Locomotor Respiratory Coupling
  • ペダル カイテンスウ ガ ウンドウ コキュウ ドウチョウ ゲンショウ ユウドウジ ノ カンキ ショ リョウ ト ダエキ クロモグラニン A ノ ブンピツ ニ アタエル エイキョウ

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抄録

〔目的〕運動呼吸同調現象(LRC)誘導時の自転車エルゴメータのペダル回転数の影響を換気指標と唾液クロモグラニンAから検討した.対象:健康な成人男性25名を対象者とした.〔方法〕次に対象者を2群に分け,一方のペダル回転数を50 rpm(高回転群),もう一方を40 rpm(低回転群)に設定した.それぞれ自由呼吸下で10分間無酸素性作業閾値(AT)レベルの定常運動を行い,次いで運動と呼吸を同調させて同様に運動を行った.〔結果〕高回転群はLRC時にも呼吸困難感は減少しなかったが,低回転群は呼吸数と呼吸困難感が有意に減少した.唾液クロモグラニンA量は運動と呼吸の同調とは無関係であった.〔結語〕LRCにより呼吸数が減少するように調整されると呼吸困難感が減少しやすいと考えられた.<br>

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参考文献 (22)*注記

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