矢状面膝関節モデルを用いた着地動作時に生じる膝前十字靱帯張力負荷の推定

  • 徳永 由太
    新潟医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科
  • 江原 義弘
    新潟医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 新潟医療福祉大学 運動機能プロジェクト研究センター
  • 田中 悠也
    医療法人社団秀匠会 わしざわ整形外科 新潟医療福祉大学 運動機能プロジェクト研究センター
  • 久保 雅義
    新潟医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 新潟医療福祉大学 運動機能プロジェクト研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Anterior Cruciate Ligament Load during Landing Estimated by a Sagittal Plane Knee Model
  • ヤジョウメン シツカンセツ モデル オ モチイタ チャクチ ドウサジ ニ ショウジル シツゼンジュウジ ジンタイ チョウリョク フカ ノ スイテイ

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説明

〔目的〕本研究は矢状面膝関節モデルを用いて,着地動作時に膝前十字靭帯(ACL)に生じる張力負荷を推定することを目的とした.〔方法〕健常成人男性6名を対象とし,60 cmの高さからの着地動作を行った.計測には3次元動作解析装置,床反力計,表面筋電計を使用した.筋電図情報を取り入れた最適化手法により推定された筋張力を膝関節モデルに入力することでACL張力負荷の算出を行った.〔結果〕ACLにかかる張力負荷は最大で約330 Nであった.〔結語〕ACLの破断荷重は約2000 Nであることが報告されている.本研究で推定された結果はこの値に比べて低く,矢状面の力学的関与だけではACL損傷は引き起こされない可能性が示唆された.<br>

収録刊行物

参考文献 (32)*注記

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