内的リズム形成課題により歩行継続時のすくみ足の改善を示した進行期パーキンソン病患者の1症例

  • 村部 義哉
    結ノ歩 訪問看護ステーション
  • 木村 大輔
    大阪大学大学院 医学系研究科 運動制御学教室 医療法人瑞穂会 小川病院 リハビリテーション部
  • 平松 佑一
    大阪大学大学院 医学系研究科 運動制御学教室
  • 加藤 丈博
    医療法人誠和会 倉敷記念病院 リハビリテーション部
  • 上原 信太郎
    情報通信研究機構・脳情報通信融合研究センター 日本学術振興会
  • 松木 明好
    四條畷学院大学 リハビリテーション学部
  • 陣内 裕成
    大阪大学大学院 医学系研究科 公衆衛生学教室

書誌事項

タイトル別名
  • Improvement in Freezing of Gait of a Parkinson’s Patient Induced by Physical Therapy Intervention with an Internal Rhythmic Cue Task
  • 症例報告 内的リズム形成課題により歩行継続時のすくみ足の改善を示した進行期パーキンソン病患者の1症例
  • ショウレイ ホウコク ナイテキ リズム ケイセイ カダイ ニ ヨリ ホコウ ケイゾクジノス クミ アシ ノ カイゼン オ シメシタ シンコウキ パーキンソンビョウ カンジャ ノ 1 ショウレイ

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抄録

〔目的〕内的リズム形成を目的とした運動療法による,パーキンソン病患者のすくみ足とタッピング能力への改善効果を検討する事とした.〔対象〕一定頻度でのタッピングの持続が困難で,視覚・聴覚刺激を用いた外的手がかりによるすくみ足の制御が困難であった進行期パーキンソン病患者1名とした.〔方法〕内的リズム形成能力の向上を目的とした1回20分の運動療法を2回/週の頻度で8週間実施し,タッピング課題による内的リズム形成能力の評価,および歩行評価から,その治療効果を検証した.〔結果〕介入によって一定頻度でのタッピング持続回数の増加,すくみ足歩行の軽減が認められた.〔結語〕外的手がかりに代り,内的リズム形成を促す運動療法による治療介入は,すくみ足症状を軽減できる可能性がある. <br>

収録刊行物

参考文献 (13)*注記

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