ひずみゲージを用いた荷重測定杖の製作と実用性の評価

  • 河西 理恵
    東京工科大学 医療保健学部 理学療法学科 現所属:国際医療福祉大学 成田保健医療学部 理学療法学科
  • 篠原 優志
    汐田総合病院 リハビリテーション課
  • 山口 凌
    東邦大学医療センター大森病院 リハビリテーション科
  • 佐藤 翔太
    東京ベイ浦安市川医療センター 医療技術部 リハビリテーション室
  • 武田 朴
    早稲田大学 理工学術院総合研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Practical Use Assessment of a Prototype Load-measuring Cane
  • ヒズミ ゲージ オ モチイタ カジュウ ソクテイ ツエ ノ セイサク ト ジツヨウセイ ノ ヒョウカ

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説明

〔目的〕杖荷重量の定量的な評価手法を考案するため,ひずみゲージを用いた荷重測定杖を製作し,実用性の評価を行った.〔対象〕健常成人10名とした.〔方法〕製作した荷重測定杖の測定精度を万能試験機にて検証した.実用性の評価として健常者の杖歩行に荷重測定杖を適用し,ヒトでの測定の信頼性を級内相関係数(intraclass correlation coefficients,以下ICC)から評価した.〔結果〕荷重測定杖からの出力電圧と万能試験機で加えた荷重量の相関は0.99~1.00を示し,ヒステリシスによる測定誤差も5%以内であった.また,歩行時のICCも0.8以上と高値を示した.〔結語〕荷重測定杖は臨床現場で簡便かつ安価に使用できる有用な評価機器であることが示唆された. <br>

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参考文献 (1)*注記

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