選択的筋疲労条件を用いた走行遊脚期後半におけるハムストリングの脚振り出し制動機能の探索

  • 宮崎 輝光
    札幌医科大学附属病院 リハビリテーション部
  • 青木 信裕
    札幌医科大学 保健医療学部 理学療法学科第二講座
  • 片寄 正樹
    札幌医科大学 保健医療学部 理学療法学科第二講座

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of Leg Swing Control by the Hamstring Muscles during the Late Swing Phase of Sprinting under Muscle Fatigue Condition
  • センタクテキキン ヒロウ ジョウケン オ モチイタ ソウコウユウキャクキ コウハン ニ オケル ハムストリング ノ キャク フリダシ セイドウ キノウ ノ タンサク

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抄録

〔目的〕選択的筋疲労条件を用いて,走行遊脚期後半における脚振り出し制動機能を半腱様筋と大腿二頭筋が有しているかを検証することを目的とした.〔対象と方法〕7人の健康な成人男性を対象とした.半腱様筋と大腿二頭筋に対する選択的筋疲労介入前後に走行課題を実施した.筋疲労の検証のため,随意収縮課題中の関節トルクと筋電図中央周波数を算出した.走行課題では,遊脚期後半における膝・股関節屈曲角度,膝関節伸展角速度を算出した.〔結果〕選択的筋疲労は各対象筋のみが有意に低下した.走行課題の算出項目は,筋疲労前後で有意な変化はなかった.〔結語〕半腱様筋と大腿二頭筋は,個別の機能として脚振り出し制動機能を有さない可能性がある.

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参考文献 (11)*注記

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