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- 門野 岳史
- 東京大学大学院医学系研究科皮膚科学
書誌事項
- タイトル別名
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- The role of adhesion molecules in cutaneous inflammation
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抄録
血球細胞はまず皮膚の血管内皮細胞によって捕獲(capture)され,血管に沿って転がり(rolling),固着する(firm adhesion).その後,血管内皮細胞を通り抜け(transmigration),血管外へと遊出し(diapedesis),皮膚へと浸潤する.これらの過程には様々な細胞接着分子が重要であり,例えばcaptureおよびrollingはセレクチンファミリーによって主に制御される.セレクチンファミリーはL-selectin, P-selectin, E-selectinよりなり,これらの分子の阻害により皮膚の炎症が減弱する.Firm adhesionにはインテグリンファミリーが重要であり,その主なものとしてβ2 integrinとそのリガンドであるICAM-1およびα4 integrinとそのリガンドであるVCAM-1がある.これらの分子の阻害によっても皮膚の炎症は減弱する.Transmigrationおよびdiapedesisに関与する分子に関しても,PECAM-1, CD99, JAMの阻害により皮膚の炎症が改善した報告がみられている.今後,これら様々な細胞接着因子を抑えることにより,皮膚の炎症を制御することが期待される.<br>
収録刊行物
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- 日本臨床免疫学会会誌
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日本臨床免疫学会会誌 33 (5), 242-248, 2010
日本臨床免疫学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204650747904
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- NII論文ID
- 10027753863
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- NII書誌ID
- AN00357971
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- ISSN
- 13497413
- 09114300
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可