超重症児該当児童生徒に対する教育の実態に関する調査研究

書誌事項

タイトル別名
  • Current Status of Education for Children With Profound and Multiple Disabilities Who Need Intensive Medical Care: A Nationwide Survey of Special Education Schools
  • 超重症児該当児童生徒に対する教育の実態に関する調査研究 : 肢体不自由・病弱特別支援学校における指導の実際
  • チョウジュウショウジ ガイトウ ジドウ セイト ニ タイスル キョウイク ノ ジッタイ ニ カンスル チョウサ ケンキュウ : シタイ フジユウ ・ ビョウジャク トクベツ シエン ガッコウ ニ オケル シドウ ノ ジッサイ
  • ―肢体不自由・病弱特別支援学校における指導の実際―

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抄録

本研究では、全国の肢体不自由・病弱特別支援学校を対象に、超重症児該当児童生徒の実態に関する調査を行い、彼/彼女らへの指導の実際を明らかにすることを目的とした。調査の結果、該当児童生徒の脳機能障害の程度によって、該当児童生徒の変化・行動に対する担任教師の着目状況や支援機器の使用状況が異なっていることが示された。また、健康を守りながら対人関係や交流の深化・拡大に努める点では該当児童生徒の脳機能障害の程度に関係なく共通している一方で、脳機能障害の程度が重度である該当児童生徒の場合は感覚入力に、比較的軽度である場合は運動出力に力点を置いて指導していることもうかがわれた。このように、該当児童生徒への指導の実際は脳機能障害の程度に応じて非常に異なっていることが明らかとなり、かかわり手となる教師にとって指針となるような実践報告のさらなる蓄積が肝要であることが示唆された。

収録刊行物

  • 特殊教育学研究

    特殊教育学研究 51 (2), 115-124, 2013

    一般社団法人 日本特殊教育学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (6)*注記

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