P1-008 関節リウマチ合併二次性シェーグレン症候群に対するアバタセプトの有用性

  • 坪井 洋人
    筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
  • 松本 功
    筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
  • 萩原 晋也
    筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
  • 高橋 広行
    筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
  • 柳下 瑞希
    筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
  • 高橋 秀典
    筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
  • 藏田 泉
    筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
  • 廣田 智哉
    筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
  • 江辺 広志
    筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
  • 横澤 将宏
    筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
  • 浅島 弘充
    筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
  • 梅田 直人
    筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
  • 近藤 裕也
    筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
  • 平田 信太郎
    産業医科大学医学部 第1内科学講座
  • 齋藤 和義
    産業医科大学医学部 第1内科学講座
  • 田中 良哉
    産業医科大学医学部 第1内科学講座
  • 寳來 吉朗
    長崎大学病院 第1内科
  • 中村 英樹
    長崎大学病院 第1内科
  • 川上 純
    長崎大学病院 第1内科
  • 住田 孝之
    筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)

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抄録

【目的】関節リウマチ(RA)合併二次性シェーグレン症候群(SS)に対するアバタセプトの有効性と安全性を明らかにする.【方法】20歳以上のRA合併二次性SSを対象に,オープンラベル,多施設共同,前向き観察研究(ROSE trial)を行った.1)主要評価項目はアバタセプト開始52週間後の,SDAIの寛解割合とした.2)副次評価項目として,サクソンテスト,シルマーテストを評価した.3)52週間の継続率,観察期間中に発生した有害事象を解析した.【結果】36例が登録され,平均年齢54.9±14.0歳,全例女性であった.1)アバタセプト開始後,SDAIは20.6±11.2(0週,ベースライン)から10.0±10.5(52週)に有意に低下した(P<0.05).SDAI寛解を達成した症例数は,0例(0週)から12例(33.3%)(52週)に増加した.2)サクソンテストによる唾液分泌量は,2136±1809(0週)から2397±1878(24週)mg/2分に有意に増加した(N=34,P<0.05).シルマーテストによる涙液分泌量は4.2±4.8(0週)から6.4±7.8(24週)mm/5分に有意に増加した(N=30,P<0.05).3)36例52週間の観察期間で,継続率は80.6%(29/36例)であった.有害事象は12件,10症例で発生し,うち7件は感染症であった.【結論】RA合併二次性SSのRA所見およびSS所見に対して,アバタセプトの有効性が示された.

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