書誌事項
- タイトル別名
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- Does Word Length Affect the Frequency of Stuttering? The Transition From Core Vowels
- 語の長さは吃音頻度に影響を与えるか? : 核母音からの移行に視点を当てた検討
- ゴ ノ ナガサ ワ キツオン ヒンド ニ エイキョウ オ アタエル カ? : カク ボイン カラ ノ イコウ ニ シテン オ アテタ ケントウ
- ―核母音からの移行に視点を当てた検討―
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抄録
日本の吃音研究領域では近年、吃音児の話し方そのものを対象とした指導法の開発につながる基礎的研究が求められている。Brown(1945)以降、吃音は長い語で生起しやすいことが知られてきた。しかし、最近、英語において語の音節数は吃音頻度に影響しないという報告がある(Hakim & Bernstein Ratner, 2004)。日本語において語の長さが吃音頻度に影響するのかどうかについては、明らかになっていない。そこで本研究では、日本語において語の長さが吃音頻度に影響するのかどうかを検討した。対象児は、学齢期にある吃音児31名であった。2音節2モーラ、3音節3モーラ、4音節4モーラ、5音節5モーラから成る非語の音読課題と呼称課題を行った。その結果、両課題において、4種類の刺激語間で吃音頻度に有意差はみられなかった。したがって、日本語において語の長さは吃音頻度に有意な影響を及ぼさないことが示唆された。
収録刊行物
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- 特殊教育学研究
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特殊教育学研究 51 (1), 31-39, 2013
一般社団法人 日本特殊教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204652605696
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- NII論文ID
- 40019682140
- 130004876160
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- NII書誌ID
- AN00172513
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- ISSN
- 21865132
- 03873374
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- NDL書誌ID
- 024652405
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可