MPIを用いたITKによる並列プログラム作成支援マクロの拡張

  • 空尾 英樹
    山口大学大学院医学系研究科応用医工学系専攻
  • 徐 睿
    山口大学大学院医学系研究科応用医工学系専攻
  • 平野 靖
    山口大学大学院医学系研究科応用医工学系専攻
  • 木戸 尚治
    山口大学大学院医学系研究科応用医工学系専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Improvement of a Macro Library for Supporting Parallel Programming in ITK Using MPI

説明

近年の3次元医用画像の高精細化により,画像の解析や特徴量の算出には膨大な計算量を必要とするようになってきた.これを解決するために,並列処理を行うことが近年の主流となりつつある.並列処理用のライブラリとしてはMPI(message passing interface)が一般的であり,高速な処理を実現できる.しかし,並列処理を行う際にはデータの送受信や分割の方法をユーザが指定する必要があり,プログラミングが煩雑となる.そこで先行研究では,MPIを用いた並列プログラムの作成支援マクロを提案している.しかし,医用画像分野において広く用いられているITK(the insight segmentation and registration toolkit)のように独自のデータ構造を持つ画像処理ライブラリには対応できていない.そこで本研究では,ITKのデータ構造をそのまま利用可能で,汎用的に用いられるプログラム記述に対応したマクロを作成した.本手法を用いてITKを用いた逐次プログラムを並列化することによって,本手法の有効性を示した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204653740032
  • NII論文ID
    130003374492
  • DOI
    10.11409/mit.31.32
  • ISSN
    21853193
    0288450X
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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