Cellプロセッサを用いた並列処理によるスネーク法

DOI
  • 宮 兆テツ
    千葉大学大学院工学研究科人工システム科学専攻
  • 岡田 直久
    千葉大学大学院工学研究科人工システム科学専攻
  • 増田 信之
    千葉大学大学院工学研究科人工システム科学専攻
  • 伊藤 智義
    千葉大学大学院工学研究科人工システム科学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Snake Method by Parallel Computation Using Cell Processors

抄録

医療画像診断で臓器などの輪郭抽出に使われる代表的な手法の一つであるスネーク法を,代表的なマルチコアプロセッサの一つであるCell Broadband Engine (Cell)を用いて高並列処理するシステムを構築した.スネーク法による輪郭抽出ではパラメータ設定の自動化が難しく,パラメータを調整しながら繰り返し計算を行って所望の画像を得ることが多い.これを高並列化された計算システムの各プロセッサに異なったパラメータを持たせて同時に計算させ,所望の画像を得られるようにする.本システムではCellを搭載したソニー製家庭用ゲーム機プレイステーション3 (PS3)を用いた.PS3に搭載されているCellでは,チップ内部の6個の計算ユニットを並列動作させることが可能である.16台のPS3をクラスタ化し,パラメータの異なる96の輪郭抽出計算を同時に行うことに成功した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204653760768
  • NII論文ID
    130003374496
  • DOI
    10.11409/mit.31.72
  • ISSN
    21853193
    0288450X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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