小電力医用テレメータ管理における特定小電力無線テスタの使用経験
説明
1989年5月27日に改正電波法が施行され,改正電波法に対応した特定小電力医用テレメータ(以下,テレメータ)は,使用周波数帯が制限された代わりに出力も大きく取れることになった。我々はテレメータの管理に,リーダー電子株式会社製400MHz帯特定小電力無線テスタ・MODEL932を使用し,1.送信出力および送信周波数偏差の測定2.アンテナシステム点検3.妨害波レベルの測定を行った。その結果,送信機本体の故障以外にも,アンテナシステムの異常や妨害波も観測され,それぞれに対応を行うことが出来た。このような小電力無線テスタは比較的廉価で,操作性もよく,テレメータ機器の点検だけではなく,テレメータシステムの管理にも有効であり,管理を行う上で常備の必要な測定器である。
収録刊行物
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- 体外循環技術
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体外循環技術 21 (1), 68-72, 1995
一般社団法人 日本体外循環技術医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204655094656
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- NII論文ID
- 130004017866
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- ISSN
- 18845452
- 09122664
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可