書誌事項
- タイトル別名
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- <b>Influence of an object’s typical color on color memory</b>
- ブッタイ ノ イロ テンケイセイ ガ イロ キオク ノ ヘンカ ニ アタエル エイキョウ
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説明
<p> 本研究では,カテゴリ境界色を色典型性の高い物体または低い物体の画像に着色し,典型色の知識が色記憶の変化方向に与える影響を検証した.実験1の結果,同じ境界色を着色した場合でも,物体によって色相の変化方向が異なり,色典型性の高い物体条件では呈示されたそれぞれの物体の典型色方向に近づくことが分かった.また,実験2では実験1の結果が色カテゴリよりも典型色の影響を強く受けたことを示すために,実験1で用いた呈示色をカラーチップ画像にして色カテゴリ分類課題を行った.実験2で分類したカテゴリが,実験1で呈示した物体の典型色と異なった場合,記憶の変化方向がカテゴリのフォーカル色と典型色のどちらに近づいたか集計した結果,物体の典型色方向に変化した割合が有意に多かった.一方,色典型性の低い物体の場合にはフォーカル色方向に近づく割合が多かった.このことから,色典型性が高い場合,物体色の記憶は物体の典型色の影響を受けて典型色方向に変化することが示唆された.</p>
収録刊行物
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- 日本色彩学会誌
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日本色彩学会誌 42 (1), 27-, 2018
一般社団法人 日本色彩学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204655280384
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- NII論文ID
- 130006338060
- 40021462216
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- NII書誌ID
- AN00313976
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- ISSN
- 2189552X
- 03899357
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- NDL書誌ID
- 028821074
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可