「特殊教育学研究」における一事例実験研究結果の統合 : メタ分析の手法に基づいて

書誌事項

タイトル別名
  • A Synthesis of Single-Case Research Published in the Japanese Journal of Special Education
  • トクシュ キョウイクガク ケンキュウ ニ オケル イチジレイ ジッケン ケンキュウ ケッカ ノ トウゴウ メタ ブンセキ ノ シュホウ ニ モトズイテ

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説明

本研究では、過去40年にわたって「特殊教育学研究」に掲載された一事例実験の研究を対象に、各研究で用いられた処遇の効果についての総括的なレビューを行うことを目的とした。第1巻から第43巻より51の論文を抽出し、3種類の効果量(PND,Busk and Serlin(1992)の効果量、Center,Skiba,and Casey(1985-86)の効果量)を用いて、年齢、障碍種、標的行動ごとに研究結果の統合を行った。その結果、年齢、障碍種、標的行動によって効果の大きさが異なる可能性が示された。年齢においては13〜18歳で、障碍種では自閉症カテゴリで、標的行動では対人スキル・机上学習で処遇の効果が全体的に大きいことが示唆された。

収録刊行物

  • 特殊教育学研究

    特殊教育学研究 47 (1), 49-60, 2009

    一般社団法人 日本特殊教育学会

被引用文献 (2)*注記

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