書誌事項
- タイトル別名
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- Determination of Acid Dissociation Constants of Hydrochlorothiazide and Its Degradant through Measurement of the Effective Electrophoretic Mobilities in CZE
- CZE ニ ヨル デンキ エイドウ イドウド ソクテイ ニ モトズク ヒドロクロロチアジド ト ソノ ブンカイ セイセイブツ ノ サン カイリ テイスウ ノ ケッテイ
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抄録
チアジド系利尿剤の一つであるヒドロクロロチアジドは水中で加水分解により徐々に4-アミノ-6-クロロ-m-ベンゼンジスルホンアミドを生成する.酸解離定数(pKa)などの物理化学定数の決定において分解生成物等の存在は好ましくないが,キャピラリーゾーン電気泳動法では分解生成物を分離することで分解物を含む共存物質の問題を回避して解析することが可能である.本研究では,泳動緩衝液のpHに伴う電気泳動移動度の変化から分解条件下でヒドロクロロチアジドのpKaを決定したところ,分解生成物の共存下で二段階のpKa1=8.95±0.04,pKa2=10.66±0.07が得られた.また,分解生成物である4-アミノ-6-クロロ-m-ベンゼンジスルホンアミドについても電気泳動移動度の変化から二段階のpKaを決定することができ,pKa1=9.27±0.06,pKa2=10.79±0.10が得られた.
収録刊行物
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- 分析化学
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分析化学 66 (7), 509-514, 2017
公益社団法人 日本分析化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204660106624
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- NII論文ID
- 130005936864
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- NII書誌ID
- AN00222633
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- NDL書誌ID
- 028382799
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- ISSN
- 05251931
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可