量子ドットによる移植幹細胞<i>in vivo</i>イメージング

DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献1件
  • 湯川 博
    名古屋大学革新ナノバイオデバイス研究センター
  • 馬場 嘉信
    名古屋大学革新ナノバイオデバイス研究センター 名古屋大学大学院工学研究科化学・生物専攻 名古屋大学未来社会創造機構 独立行政法人産業技術総合研究所四国センター健康工学研究部門

書誌事項

タイトル別名
  • <i>In vivo</i> Imaging of Transplanted Stem Cells Using Quantum Dots
  • 量子ドットによる移植幹細胞in vivoイメージング
  • リョウシ ドット ニ ヨル イショク カンサイボウ in vivo イメージング

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抄録

半導体材料や希土類錯体からなる量子ドットは，量子サイズ効果により従来の有機系蛍光プローブとは異なる優れた蛍光特性（超高感度，超高精細，超長寿命など）を有することから，その応用は分析化学の各分野に急速に拡大している．本論文では，近年，著者らが検討を進めてきた量子ドットの再生医療，殊に幹細胞移植治療への応用について紹介した．具体的には，ポリカチオン性リポソームや膜透過性ペプチドを用いた，半導体材料からなる量子ドットによる高効率幹細胞ラベリング技術，及び小動物用蛍光in vivoイメージング装置を用いた，近赤外領域に蛍光を発する量子ドットによる移植幹細胞in vivoイメージングについて概説した．

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 64 (2), 89-97, 2015

    公益社団法人 日本分析化学会

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