グラファイトオキサイドを含有する分子インプリントポリマーによるピリドキシンの選択的蛍光消光

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タイトル別名
  • Pyridoxine-selective Fluorescence Quenching by Graphite Oxide-containing Molecularly Imprinted Polymers
  • グラファイトオキサイド オ ガンユウ スル ブンシ インプリントポリマー ニ ヨル ピリドキシン ノ センタクテキ ケイコウ ショウコウ

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抄録

ピリドキシンを鋳型分子としてグラファイトオキサイド(GO)を含む分子インプリントポリマー(GO-MIP)をGO分散溶液中でのメタクリル酸及びエチレングリコールジメタクリラートの重合反応により調製した.このGO-MIPはピリドキシン分子と選択的に結合し,その蛍光を効果的に消光することをスッキャチャード解析及び蛍光スペクトル測定により確認した.一方,鋳型分子でないフルオレセインに対しては効果的な消光作用はみられなかった.また,GO-MIPとGOを比較した場合,ピリドキシンの蛍光はGO-MIPでより消光したのに対して,フルオレセインではGOのみの方が消光作用が大きく,分子インプリンティングの効果によりGOの消光作用が増強されたためと考えられる.

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 63 (4), 311-315, 2014

    公益社団法人 日本分析化学会

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