口腔がんのスクリーニングに関連する<i>hTERT</i>遺伝子のメチル化検出のための電気化学的ハイブリダイゼーションアッセイ
書誌事項
- タイトル別名
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- Electrochemical Hybridization Assay for Methylation Detection of the <i>hTERT </i>Gene Connected with Oral Cancer Screening
- 口腔がんのスクリーニングに関連するhTERT遺伝子のメチル化検出のための電気化学的ハイブリダイゼーションアッセイ
- コウコウ ガン ノ スクリーニング ニ カンレン スル hTERT イデンシ ノ メチルカ ケンシュツ ノ タメ ノ デンキ カガクテキ ハイブリダイゼーションアッセイ
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抄録
テロメラーゼの触媒活性因子であるhuman telomerase reverse transcriptase(hTERT)遺伝子のプロモータ領域のメチル化パターンががんの進行と深くかかわっていることが報告されている.したがってこのプロモータ領域のメチル化パターンが検出できれば,がんの早期発見の手法として発展できると期待される.著者らは,hTERT遺伝子のプロモータ領域中の五つのCpGサイトを含む24塩基をターゲットとし,10種類のプローブDNAを有するマルチ電極チップを作製した.このチップを用いた電気化学的ハイブリダイゼーションアッセイ(Electrochemical hybridization assay, EHA)によってhTERT遺伝子のメチル化パターンによる口腔がん診断を試みた.ここでは,病院での簡易診断を目指して口腔がん,白板症,健常者から得られた口腔ぬぐい液を用いて,ゲノムを採取し,亜硫酸処理したのち,メチル化特異的ポリメラーゼ連鎖反応(Methylation-specific polymerase chain reaction, MSP)を行った.得られたMSP産物をEHAにより評価したところ,サンプルのメチル化頻度とがんの進行度に相関が示された.白板症,健常者を含むすべてのサンプルからメチル化頻度の高いDNAプローブに対する電気シグナルのReceiver Operating Characteristic(ROC)曲線を用いて口腔がんの正診断率を算出したところ,91% であった.
収録刊行物
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- 分析化学
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分析化学 66 (6), 437-443, 2017
公益社団法人 日本分析化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204662138880
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- NII論文ID
- 130005746041
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- NII書誌ID
- AN00222633
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- HANDLE
- 10228/00008231
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- NDL書誌ID
- 028343724
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- ISSN
- 05251931
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可