熱駆動ケミカルヒートポンプにおける冷凍冷熱生成能力向上の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Enhancement of Refrigeration Cold-Heat Production by Thermal Driven Chemical Heat Pump
  • ネツ クドウ ケミカルヒートポンプ ニ オケル レイトウレイネツ セイセイ ノウリョク コウジョウ ノ ケントウ

この論文をさがす

抄録

<tt>著者らは先に,走行中の冷凍車両の排ガス廃熱をケミカルヒートポンプに化学蓄熱し,アイドリングストップ時には蓄えられたエネルギーのみでコンテナ庫内に冷熱を放熱するエネルギーリサイクル利用システムを提案した.本報では,より低い冷凍温度レベルの長時間保冷を目標とし,まず蒸発/凝縮器用水溶液としてエチレングリコール水溶液の蒸気圧および反応平衡線の分析を行った.さらに,ケミカルヒートポンプモデル装置で,蒸発/凝縮器内エチレングリコール水溶液濃度を変えて反応挙動および冷熱生成能力の比較検討を行った.その結果,硫酸カルシウム系ケミカルヒートポンプ実験では,蒸発/凝縮器に</tt>50 wt%<tt>エチレングリコール水溶液封入により,蓄えられた熱のみで</tt>258 <tt>K以下の冷熱を約</tt>110 MJ/m3-CaSO4 <tt>以上にて</tt>12 <tt>時間以上生成可能なことが示された.</tt>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ