振動細線法による気体の粘性係数測定装置の開発

  • 吉村 幸祐
    九州大学 大学院工学研究院 機械工学部門
  • 上原 帝臣
    九州大学 大学院工学研究院 機械工学部門
  • 新里 寛英
    九州大学 水素材料先端科学研究センター
  • 久次 達也
    九州大学 大学院工学研究院 機械工学部門
  • 迫田 直也
    九州大学 大学院工学研究院 機械工学部門 九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
  • 河野 正道
    九州大学 大学院工学研究院 機械工学部門 九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
  • 高田 保之
    九州大学 大学院工学研究院 機械工学部門 九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Gas Viscosity Measurement System with Vibrating Wire Method
  • シンドウサイセンホウ ニ ヨル キタイ ノ ネンセイ ケイスウ ソクテイ ソウチ ノ カイハツ

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抄録

高圧・高温の条件下における水素の粘性係数を測定することを目的とし,少量の試料で測定可能な振動細線法を用いた粘性係数測定装置を1 MPa以下の低圧域を対象として新たに開発した.本研究で採用した振動細線法では磁場中に設置した半円型ワイヤに交流電流を流し,その振動の減衰と気体の粘性の関係から粘性係数を算出する方法である.半円型ワイヤにはタングステン,磁石はサマリウムコバルトを使用した.この装置を用いて,室温と50°C,圧力1 MPa以下の条件で,測定の重要なパラメータである内部摩擦係数を決定した後,窒素,ヘリウムおよび水素の粘性係数を測定した.

収録刊行物

  • 熱物性

    熱物性 28 (1), 15-21, 2015

    日本熱物性学会

参考文献 (12)*注記

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