書誌事項
- タイトル別名
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- Characteristics of heparin-induced thrombocytopenia in uremic patients with hemodialysis treatment
- トウセキ ニ オケル ヘパリン キインセイ ケッショウバン ゲンショウショウ ノ トクチョウ
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説明
透析治療におけるヘパリンの使用は必須である. また, 透析導入期のヘパリン起因性血小板減少症 (HIT) の発症頻度は1%以上と高い. 欧米では, 4Tスコア法 (血小板減少, 減少タイミング, 血栓の合併の有無, HIT以外の原因がない, の4項目の点数化) による臨床診断, 酵素免疫測定法による血小板第4因子/ヘパリン複合体抗体 (HIT抗体) のスクリーニング検査, そして14Cセロトニン放出試験 (SRA) によるHIT診断の確認のアルゴリズムが確立されている. わが国では, HIT抗体検査として2種類の化学発光免疫測定法と1種類のラテックス凝集法のHIT抗体検査が保険収載されているが, いずれの測定法も透析HITに対する診断有用性のエビデンスに乏しい. また, SRAを日常的に実施できないので, 透析HITの診断にはHIT抗体検査陽性イコールHITと, 陰性結果イコール非HITと速断せず, 4Tスコア法を活用し臨床情報を的確に把握の上で, HIT抗体検査を実施し, その結果から判断する.
収録刊行物
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- 日本透析医学会雑誌
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日本透析医学会雑誌 49 (5), 323-330, 2016
一般社団法人 日本透析医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204679232640
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- NII論文ID
- 130005153324
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- NII書誌ID
- AN10432053
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- ISSN
- 1883082X
- 13403451
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- NDL書誌ID
- 027440810
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可