透析症例の前立腺肥大症に対するホルミウム・レーザー前立腺核出術 (Holmium laser enucleation of the prostate : HoLEP)

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タイトル別名
  • Holmium laser enucleation of the prostate (HoLEP) for dialysis patients with benign prostatic hyperplasia
  • 症例報告 透析症例の前立腺肥大症に対するホルミウム・レーザー前立腺核出術(Holmium laser enucleation of the prostate : HoLEP)
  • ショウレイ ホウコク トウセキ ショウレイ ノ ゼンリツセン ヒダイショウ ニ タイスル ホルミウム ・ レーザー ゼンリツセンカクシュツジュツ(Holmium laser enucleation of the prostate : HoLEP)

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説明

2012年12月から2013年11月までの間にHoLEPを施行した維持血液透析中の5例を報告する. 手術時平均年齢は71.2歳 (68~75歳) で, 平均一日尿量は420mL (100~700mL), 平均透析期間は57.4か月 (18~99か月), 平均推定前立腺体積は36.8mL (20.2~48.9mL) であった. 5例中3例が尿閉で, 他2例では夜間頻尿, 残尿感が主訴であった. HoLEPは全例抗凝固薬継続下で施行され, 平均腺腫核出時間は50.0分 (22~104分), 平均核出重量は11.8g (1~27g) であった. 術前後のHb低下量は平均1.8g/dL (0~5.1g/dL) で輸血を要した症例はなかった. 術後1か月でのIPSSとQOL indexは著明な改善を認めた. HoLEPは止血能力が高く, 透析症例のBPHに対して安全に施行可能で効果的な外科的治療法であると考えられた.

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