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- 雑賀 公美子
- 国立がん研究センターがん予防・検診研究センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Incidence and Mortality of Lung Cancer
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説明
がん罹患の年次推移は地域がん登録の精度のよい地域(宮城,山形,福井,長崎)において1985年から2007年,死亡は人口動態統計において1958年から2012年まで報告されている.粗罹患率(人口10万対)・粗死亡率は男女ともに年々増加傾向であるが,これは主に高齢化の影響であり,年齢分布の変化の影響を除いた年齢調整率でみると,男性罹患に1990年代後半以降増減はなく,死亡は減少している.女性では,罹患は緩やかな増加傾向が続いているが,死亡は,1980年代後半以降増減はみられない.肺がん罹患・死亡の動向を2029年まで将来予測した結果によると,高齢者の増加により,男女ともに罹患数も死亡数も増加が続くが,年齢調整罹患・死亡率は2015年あたりを境に増加は止まると予測されている.
収録刊行物
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- 肺癌
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肺癌 55 (4), 261-265, 2015
特定非営利活動法人 日本肺癌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204683524608
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- NII論文ID
- 130005099514
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- ISSN
- 13489992
- 03869628
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可