書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Desmoplastic Malignant Pleural Mesothelioma Treated With Induction Chemotherapy and Subsequent Extrapleural Pneumonectomy
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説明
背景. Desmoplastic malignant pleural mesothelioma (DMM) は胸膜中皮腫の中でも極めて稀な組織型である. 今回我々は術前化学療法後, 胸膜肺全摘術を施行したDMMの1例を経験したので報告する. 症例. 69歳, 男性. 胸部レントゲン写真で異常を指摘され精査目的にて入院. 胸水検査, 胸部CT検査にて中皮腫を疑われた. 胸腔鏡下生検にてDMMと診断し, 臨床病期はIMIG-TNM分類でT1bN0M0 Stage Ibであった. まず術前化学療法 (Cisplatin + Gemcitabine) を2コース行い, 効果はSDと判定した. 肺動脈閉塞試験を含む心肺機能は問題なく, 左胸膜肺全摘術を施行した. 結論. DMMの治療に関しては, 特に本邦において症例数が少なく, 化学療法・放射線療法・手術療法とも一定の見解はない. 今回我々は術前化学療法および手術を施行した1例を報告した.
収録刊行物
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- 肺癌
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肺癌 45 (7), 851-856, 2005
特定非営利活動法人 日本肺癌学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204683969408
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- NII論文ID
- 130000059630
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- NII書誌ID
- AN00203978
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- ISSN
- 13489992
- 03869628
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可