運動評価と筋及び皮膚感覚受容器を介した反射について

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  • 運動評価と筋及び皮膚感覚受容器を介した反射について(<特集>運動の制御と評価における反射活動)
  • ウンドウ ヒョウカ ト キン オヨビ ヒフ カンカク ジュヨウキ オ カイシタ ハンシャ ニ ツイテ

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筋及び皮膚感覚受容器からの求心性情報は比較的短潜時で随意運動を修飾する機能を持つ.本稿では,筋紡錘由来のIa群線維を介した単シナプス性の伸張反射と皮膚感覚受容器を介した多シナプス性の皮膚反射に焦点を当て,最近の知見を概観した.従来,各種神経疾患で観察される伸張反射の亢進にはGABA作動性のシナプス前抑制が重要な役割を果たしていると考えられてきた.しかし,Ia終末-運動ニューロン間の神経伝達物質の放出過程に関わるシナプス伝達機構もその重要な要因の一つとして注目されていることを指摘した.また,歩行運動時における伸張反射の役割についても言及した.近年,皮膚反射はステレオタイプな屈曲反射とは異なり,運動課題,刺激強度,歩行周期等により,非常に柔軟に変化することが明らかにされつつある.この皮膚反射の新たな解析方法が最近考案されており,その歩行運動時の皮膚反射への応用についても言及した.

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