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- 岡村 仁
- 広島大学 大学院 保健学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- ウツビョウ ノ メカニズム
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説明
近年,自殺者の増加などを背景に,うつ病への関心が高まっている.しかし,うつ病という言葉は周知されてきているものの,その診断や病態についてはあまり知られていないのが現状である.このため,依然としてうつ病が適切に評価されていなかったり,十分に治療導入されていないケースも多くみられる.本稿ではうつ病の理解を助けるために,まずうつ病の診断基準について説明を行った.次いでうつ病の発症メカニズムに関して,「脆弱性-ストレスモデル」を基本に,状況要因あるいは心理・社会的要因と脳の神経科学的変化について,これまでの報告を中心に概説した.最後に,最近注目されてきているうつ病の脳機能画像研究や脳血流研究を取り上げた.
収録刊行物
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- バイオメカニズム学会誌
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バイオメカニズム学会誌 35 (1), 3-8, 2011
バイオメカニズム学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204688390144
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- NII論文ID
- 10027414830
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- NII書誌ID
- AN00334047
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- NDL書誌ID
- 10996732
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- ISSN
- 02850885
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可