臥床患者に対する安全で安楽な看護援助技術を展開するエビデンス

  • 阿曽 洋子
    武庫川女子大学看護学部・看護学研究科設置準備室

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  • ガショウ カンジャ ニ タイスル アンゼン デ アンラク ナ カンゴ エンジョ ギジュツ オ テンカイ スル エビデンス

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臥床患者に対する安全で安楽な看護援助技術を展開するエビデンスとして,以下の点について解説を行った.1.看護援助時の前提となるベッドの高さは看護師の身長の49% であり,このベッドの高さで看護援助を行った場合には頭方向への水平移動では,看護師の作業効率と患者の頸部筋負担,看護師の腰部椎間板圧迫力および,援助の所要時間からみて患者は安全性と安楽性が保たれ,看護師は作業効率が増し,腰痛予防になる.2.排泄援助では排泄体位は心筋酸素消費量と使用感覚から上半身30 度拳上が排泄に適切な体位であり,仰臥位から腹臥位への体位変換は腸音パワー値および排便回数からみて便秘予防につながる.3.ベッド上の仰臥位から坐位姿勢になることが,脳の活性化につながる.

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