オランウータンの樹上生活とロコモーション

  • 久世 濃子
    国立科学博物館人類研究部 日本学術振興会特別研究員

書誌事項

タイトル別名
  • オランウータン ノ ジュ ジョウ セイカツ ト ロコモーション

この論文をさがす

説明

オランウータンは東南アジアに生息する大型類人猿の一種で,現存する最大の樹上性動物でもある.本稿では、オランウータンのユニークな生態(単独性,少産少子社会,採食行動)を紹介した上で,野生オランウータンのロコモーション(運動様式)に関する既往の研究をレビューし,ロコモーションの多様性や多様性を生み出す要因について議論する.最後にオランウータンを通じて,ヒトの祖先が樹上生活していた時に獲得した,直立二足歩行の前適応を,形態と生態の両面から考える.

収録刊行物

参考文献 (16)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ