水稲早生品種「ゆきん子舞」の生育指標と施肥法

書誌事項

タイトル別名
  • The Growth Index to Secure a Target Yield and Method of Fertilizer Application in the Rice New Cultivar 'Yukinokomai'
  • スイトウ ワセ ヒンシュ ユキンコマイ ノ セイイク シヒョウ ト セヒホウ

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説明

「ゆきん子舞」は玄米タンパク質含有率が6.6%以上になると食味が低下する傾向にあり,食味を低下させないための目標籾数は30千万粒で収量は600kg/10aであった.この場合の,収量構成要素は穂数400〜425本/m^2,1穂籾数70〜75粒,登熟歩合88〜90%,千粒重22.5gであった.時期別生育量は,最高分げつ期で600本/m^2,幼穂形成期で550本/m^2,2回目の穂肥時で450本/m^2の茎数が必要であった.一般栽培における施肥窒素量は,基肥では10a当たり成分量で4〜5kg,穂肥は4kg程度必要であった.大豆跡栽培では30℃4週の室内インキュベーションにより地力の状況を確認し,基肥窒素の有無の判断を行う必要があった.穂肥は時期別生育量を参考に地力が低く生育量が少ないは場でのみ一般栽培に準じて施用する必要があった.

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