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- 宮本 邦雄
- 東海女子大学
書誌事項
- タイトル別名
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- ラット ノ ハハオヤ コウドウ オヨビ ジョウドウ ハンノウセイ ニ オヨボス
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説明
仔ラットをハンドリングすることによりその母親の母性行動 (授乳反応, 仔なめ反応) の増加が見出された。母親のハンドリングによってはこうした母性行動の活性化は生じないことから, 仔をハンドリングしたことにより仔の側に母性行動を刺激するなんらかの変化が生じたものと思われる。さらに, この離乳前ハンドリングの成体時の情動反応性に及ぼす影響を検討するため, ランウェイ・テストを行なったところ, 雌雄ともハンドリングを受けた個体は通過区画数が多く排便数が少ないことがみとめられ, その成体時の情動反応性の低下が示された。以上の事実は, 離乳前刺激作用の効果に関する母性行動説を支持するものである。
収録刊行物
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- 動物心理学年報
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動物心理学年報 36 (2), 65-75, 1987
日本動物心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204700817408
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- NII論文ID
- 40002632364
- 130003658199
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- NII書誌ID
- AN10363631
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- ISSN
- 18836283
- 00035130
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- NDL書誌ID
- 3147593
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可