栽培管理の相違がコシヒカリの米糠ビタミンE含量に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Survey of Vitamin E Content in Rice Bran under Different Cultivation Condition
  • サイバイ カンリ ノ ソウイ ガ コシヒカリ ノ コメヌカ ビタミン E ガンリョウ ニ オヨボス エイキョウ

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説明

米糠に含まれるビタミンEの1種トコトリエノールは,抗癌作用やコレステロール低下作用などを有する機能性成分として活用することができる.また,その量には約5倍程度の品種間差異があることを明らかにしている.この品種間差異を品種育成に活用するための基礎試験として,コシヒカリについて肥料三要素や移植時期および収穫時期の早晩などの栽培管理の相違が米糠ビタミンE含量に及ぼす影響を調査したところ,いずれにおいてもその影響は品種間差異よりも小さいものであった.このことから,米糠ビタミンE含量の品種間差異は安定した品種特性であり,高含量品種は品種育成における遺伝資源として位置付けられることが示唆された.

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