めん羊と山羊の嗜好性について

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タイトル別名
  • Palatabillity on Sheep and Goat.

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説明

不良乾草の利用率を高めるために甘味料, 飼料用フレーバーを添加しめん羊と山羊の嗜好性を観察したところ次のような結果をえた。<BR>1. めん, 山羊とも甘味のついた乾草を好み, めん羊にその傾向が強かったが, 甘味料の添加量はしょ糖10%相当が適当であった。<BR>2. しょ糖10%相当の甘味料とフレーバーを混合添加した乾草に対しては, 甘味料のみ添加したときより嗜好性は高くなり, めん羊はコーンサイレーヂフレーバー, 山羊は乾草様フレーバー添加した乾草を嗜好した。乾草様フレーバーの使用に当っては, 乾草の状態によって強く影響されるため添加量, 乾草様フレーバーの種類について検討を要した。<BR>3. 味覚と臭覚については山羊よりめん羊が鋭敏に感応する傾向がみられた。<BR>4. 甘味料添加により飲水量はめん, 山羊とも一定の傾向はなく, めん羊は増加し山羊は減少する傾向があった。しかし, 甘味料, フレーバーの両者を添加することにより飲水は増大したが, 添加剤の直接的影響でなく, 飼料摂取量に伴って増加するものと考察された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204702473344
  • NII論文ID
    130004247862
  • DOI
    10.11595/jpnjsheepsci1964.1969.25
  • ISSN
    21861013
    03891305
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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