Jamshidi骨髄生検針によるイヌの骨髄穿刺について

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of Bone Marrow Biopsy by Jamshidi's Needle in the Dog
  • Jamshidi コツズイセイ ケンシン ニヨル イヌ ノ コツズイ センシ

この論文をさがす

説明

Jamshidi骨髄生検針によるイヌの骨髄液および骨髄生検組織の採取方法を確立し, 17頭の健康犬の骨髄像を観察した.<BR>イヌは横臥保定で局所麻酔を行い, 大腿骨近位端の転子窩を穿刺部位とした.骨髄液は全例で採取された. 有核細胞数および巨核球数は個体差が顕著であった. ミエロクリットは赤血球層, 有核細胞層, 血漿層および脂肪層に分離された. 有核細胞層の値と骨髄液中の有核細胞数との間には正の相関が認められた.<BR>生検組織は全例で採取された. 採取組織片は組織検査の目的に十分適するものであった. ミエログラムの観察には生検組織押捺の方が骨髄液塗抹よりも優れていた.<BR>穿刺部位には半数例で熱感, 腫脹および圧痛がみられ, 跛行を呈する例も出現したが, これらの症状はいずれも軽微で1週間程度で消失した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ