各種疾患犬における抗核抗体の検出

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タイトル別名
  • Detection of Anti-nuclear Antibodies in Diseased Dogs
  • カクシュ シッカンケン ニ オケル コウカク コウタイ ノ ケンシュツ

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抄録

健康犬172頭および各種疾患犬197頭における抗核抗体 (ANA) 保有状況を猫腎培養細胞を用いた間接蛍光抗体法 (IIF) により検索した. 健常犬の抗体価はすべて1: 40未満であったが, 疾患犬で陽性 (1: 40以上) を示したものは, 内分泌疾患 (1/8), 全身性紅斑性狼瘡様疾患 (1/1), 免疫関連性疾患 (1/25), 腫瘍 (7/47), 細菌またはウイルス感染症 (2/28), 寄生虫症 (2/25), その他 (1/63) であった.高い抗体価を示した検体について培養細胞の種類を変えて比較したところ, 単一核材によるスクリーニングでは陽性例が見落とされている可能性が示唆された.

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参考文献 (18)*注記

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