犬の白内障および核硬化症における超音波断層像

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タイトル別名
  • Two-Dimensional Ultrasonography of the Lens in Diagnosis of Canine Cataract and Nuclear Sclerosis
  • イヌ ノ ハクナイショウ オヨビ カク コウカショウ ニ オケル チョウオンパ

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抄録

犬17頭の白内障26眼と核硬化症3眼に超音波断層検査 (USG) を応用した.白内障眼球のUSG所見において全例に何らかのエコー性変化がみられ, 特に水晶体の前後の皮質と核の極における高エコー性変化が最も多かった.未熟白内障6眼中4眼では, 細隙灯顕微鏡における水晶体混濁部位とエコー性変化部位は一致した.白内障2眼では, 水晶体厚が他眼球に比して大きく, 細隙灯顕微鏡により白内障とされた他の1眼は無水晶体症と診断され, 前後水晶体嚢が高エコー性で凸レンズ状ではなく平行接近像を呈していた.核硬化症3眼のUSG所見には, 異常はなかった.

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