乳牛の第四胃疾患における心電図

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タイトル別名
  • Electrocardiography of Cows with Abomasal Disorders
  • ニュウギュウ ノ ダイ4イ シッカン ニ オケル シンデンズ

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乳牛の第四胃疾患178例における心電図所見について検討した.洞性不整脈は第四胃左方変位 (73%) および右方変位例 (5, 4%) にみられ, 心拍数の増数は認められなかった.第四胃捻転例では, 心房細動 (17.4%) と上室性早期収縮 (13.0%) が発現し, 発現率は第四胃左方変位例より有意に高かった.第四胃捻転例では, P, SおよびT振幅が左方および右方変位例に比較して有意に大きかったが, 増高棘波は術後2, 3日内に脱水症と低カリウム血症の改善とともに低減した.心房細動例および上室性早期収縮例では非不整脈例に比べて有意な脱水症スコアの増加, 心拍数の増加および血清Kの低下が認められた.

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