オウム嘴羽病ウイルス接種オカメインコ幼雛における病理学的研究

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タイトル別名
  • Histopathological Study of Cockatiels Inoculated with the Psittacine Beak and Feather Disease Virus
  • オウムシウビョウ ウイルス セッシュ オカメインコヨウスウ ニ オケル ビョウリガクテキ ケンキュウ

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抄録

23日齢のオカメインコの4羽にオウム嘴羽病ウイルス (PBFDV) に感染した羽および皮膚乳剤を接種 (0.5ml/羽) し, 1羽を無処置対照とした. 接種群では接種後3週目から脱羽, 異常羽毛などがみられるようになった. 剖検では, 胸腺は接種後1週目に軽度萎縮が, 接種後4週目に乖度萎縮が認められた. 接種後1週日の組織学的検索では羽髄に軽度の偽好酸球浸潤が認められ, 接種後4週日では時として好塩基性細胞質内封人体を持つ大食細胞の浸潤が重度に認められた. 羽上皮細胞には好酸性核内封入体がみられた. 胸腺およびファブリキウス嚢では接種後1週目には顕著な星空像が, 接種後4週日には皮質の菲薄化が認められた. PCR法では接種後1週日, 4週目ともにPBFDV特異的塩基配列が増幅され368bpのバンドとして検出された. 対照群では一貫してPBFDV特異的塩基配列は検出されなかった.

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