尿道閉塞に類似した排尿困難を当初の臨床徴候とした猫コロナウイルスI型感染による中枢神経型猫伝染性腹膜炎ウイルス性髄膜脳脊髄炎が強く疑われた猫の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- Dysuria Similar to Urethral Atresia in Central Nervous System-Type of Feline Infectious Peritonitis/Type I Feline Coronavirus
- ニョウドウ ヘイソク ニ ルイジ シタ ハイニョウ コンナン オ トウショ ノ リンショウ チョウコウ ト シタ ネコ コロナウイルス Ⅰ カタ カンセン ニ ヨル チュウスウ シンケイガタネコ デンセンセイ フクマクエン ウイルスセイ ズイマク ノウ セキズイエン ガ ツヨク ウタガワレタ ネコ ノ 1レイ
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抄録
5カ月齢の雄のロシアン・ブルーが尿道閉塞に類似した排尿困難を主訴として,紹介元動物病院を受診した.各種検査所見から下部尿路炎症に対する治療を開始したが,数日後に両後肢での起立困難となった.神経学的検査では,軽度な頭部振戦や両後肢の上位運動ニューロン性不全麻痺が認められた.MRI 検査では,脳室周囲,頭部から腰部にかけての髄膜,腰髄実質における信号強度の異常が認められた.血清及び脳脊髄液における猫コロナウイルス(FCoV)の抗体検査や遺伝子検査結果から,FCoV-I型感染による中枢神経型猫伝染性腹膜炎ウイルス性髄膜脳脊髄炎が強く疑われた.雄猫における尿道閉塞による排尿障害は頻繁に遭遇する疾患だが,幼齢期で類似した症状を呈した場合にはFCoV 感染による中枢神経障害を鑑別疾患として考慮する必要があり,飼い主への慎重な説明が重要と考えられた.
収録刊行物
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- 日本獣医師会雑誌
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日本獣医師会雑誌 66 (2), 126-130, 2013
公益社団法人 日本獣医師会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204710516864
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- NII論文ID
- 10031168958
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- NII書誌ID
- AN00191857
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- ISSN
- 21860211
- 04466454
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- NDL書誌ID
- 024289194
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可