ミサゴ幼鳥の栄養性二次性上皮小体機能亢進症と思われる治験例

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タイトル別名
  • Successful Treatment of an a-Few-Month-Old Pandion Suspected of Nutritional Secondary Hyperparathyroidism
  • ミサゴ幼鳥の栄養性2次性上皮小体機能亢進症と思われる治験例
  • ミサゴ ヨウチョウ ノ エイヨウセイ 2ジセイ ジョウヒ ショウタイ キノウ

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抄録

著者らは, 肉のミンチのみを食餌とした数ヵ月齢のミサゴの栄養性二次性上皮小体機能亢進症と思われる症例に遭遇した. 来院時, 患鳥は元気消失, 食欲廃絶, 起立不能, 両翼の下垂がみられた. 治療は食餌の内容に注意しながらグルコン酸カルシウムの静脈内注射, ビタミンAD3E, 複合ビタミン剤の皮下注射, 消化剤, ビタミン剤, カルシウム剤の経口投与を行った. その結果, 治療開始後約3週目から臨床症状の著明な改善がみられ, 3週目のレソトゲン写真で左右の上腕骨の病的骨折の回復像が認められた. その後, 経過は順調で, 8週目ではほぼ健康な状態にまで回復した.

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