乳牛の泌乳期における血清総コレステロール値と疾病発生との関連

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タイトル別名
  • Relationship between Serum Total Cholesterol and Morbidity in Lactating Holstein Cows
  • ニュウギュウ ノ ヒニュウキ ニ オケル ケッセイ ソウ コレステロールチ ト

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抄録

1983年1月から4月までの期間にのべ715頭 (7牛舎) のホルスタイン種泌乳牛のT-CHO値を測定し, これに対し影響を与える要因を共分散分析を用いて調査し, また, T-CHO値と疾病発生との関連について, 判別関数により検討を加えた.<BR>産次, 分娩後の日数, 泌乳量および疾病の発生はT-CHO値に有意な影響を与え, 体重, TDNおよびCP充足率は有意な影響を与えなかった.<BR>つぎに, 産次, 分娩後の日数および泌乳量を考慮し, T-CRO値により非疾病発生牛と疾病発生牛との判別を試みたが不可能であった. すなわち, 疾病発生によってT-CRO値は低下するが, T-CHO値により非疾病発生牛と疾病発生牛とを区別することができなかった.

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