栃木県で過去16年間に分離された牛呼吸器病原因菌の薬剤感受性調査

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タイトル別名
  • Antimicrobial Susceptibility of Respiratory Bacterial Pathogen Isolated from Cattle for the Past 16 Years in Tochigi Prefecture
  • トチギケン デ カコ 16ネンカン ニ ブンリ サレタ ウシ コキュウキビョウ ゲンインキン ノ ヤクザイ カンジュセイ チョウサ

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抄録

1992~2007年に栃木県内で呼吸器病罹患牛から分離されたMannheimia haemolytica(M. h)28 株とPasteurella multocida(P. m)67株の薬剤感受性を調べた.ナリジクス酸(NA)耐性(M. h : 25.0%,P. m : 9.0%)とジヒドロストレプトマイシン耐性(M. h : 21.4%,P. m : 9.0%)が,両菌種で認められた.両菌種とも2005 年以降に分離された肉用牛由来株で耐性を示す薬剤が増加していた.県内の農場における薬剤使用状況を調査したところ,使用頻度が高い薬剤はフルオロキノロン系とペニシリン系薬剤であった.両菌種におけるNA耐性増加は,農場におけるキノロン系薬剤の使用頻度の高さが耐性率増加に関与していることが示唆された.

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